
時間はあっという間に過ぎていくね、
数えはじめたのはだあれ?
そんなに重要なのかしらね。
一応30年くらいは生きていることになるけれど、
あのさ、眠って起きたときにね、長い夢だったのに、何だっけ、ちょっとしかおぼえてないやってことがあるのね、
もしいま生きてるのが夢だったら、僕どれくらいのこと覚えてられるだろうと思うよ。
胸に焼きつくようなことがどれだけあっただろうって。
今日、近くのコンビニまで歩いて行って、帰ってくる途中のうしろから射す西日が、とても美しかったよ。
あしたは名古屋にいくはずだけど どうやって行くんだろうねー?
ねー。
矢沢くんに会いたいね、
ねー、
さっしにもさとるにも、まあキョータにも。
生きてる人みんなにたまに会いたいね、
この世界は
無意味だと思ってしまったよ
愛してること以外のことは
コトリの喫茶室でこのあいだ アイスコーヒーをご馳走になったよ、
ぼくアボカドが好きでね、とても、
スーパーマーケットで買えるから、
それはとても素敵なことのようにも思えるってこと、
たいしたことではないってこと、
狂った世界であれ何であれ、
本当に目を凝らして
ようく見てみるんだよ
きらきら美しく
輝いてるのがわかるはずだよ
それと同じだけ
君の目もきらきらしてるはずだよ
そして
その目をみせて、
僕にみせてね、
僕は光の速さで振り向いてね、
その世界をつかまえてやろうと思ってるんだ