- 岡沢じゅんWEB -


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20120917   October 2, 2012


2012.09.17


南信の高森町にある廃校、下市田学校でライブ。ジャージャとのツアー初日。下市田学校は、文化財として残されてるくせに、仰々しく扱われてなくて、使ってなんぼ、という空気が素敵。

今回のツアーを企画する時に、珈琲じゅっぷんのお二人を半ば強引にお誘いした。マサルくんが近くの宮田村出身なのと、ロマン美術館を観にいきたいって言ってくれてたから。下市田学校で出店になって、いつもと違うところで遊ぶのは、うれしいものだった。ライブは音鳴楽奏というイベントで、わかめちゃんの企画。暇な時間に切り札したり、フミヨちゃんをいじめてしまった。最近ずっと負けなし。何杯も珈琲を飲んで、ライブは、いいライブしたいな、と思ってた。何より、珈琲じゅっぷんの二人に楽しんでもらいたい、という気持ち。

ジャージャのマッコウクジラとホルスタインで、初バンジョー参加。「みんなといっしょで、まったく価値のないじゅんくんです」とか、ゆうにゃんが言う。

夜は、わかめちゃんちに泊まる。スーパーマーケットで鍋の食材を買って、僕が隊長だった。布団があったのに酔っ払って、ひとりテーブルのそばで寝てた。

あ、そうだ、輝ちゃんの横で踊ってたチカちゃんのフラがすごくよくって、ハワイに行きたいと思った。国立のクニョロン祭の打ち上げで、みんなでフラやったんだけれど、フラの踊りには、ひとつひとつ意味があって、それを教わってから、すごいなあフラ、フラすごいなあと思ってる。あんなふうに踊れたらな。

踊ってる人が好きだ、と思う
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20120919   October 4, 2012


20120919
オフ

海ノ口駅近くにあるワイショップは少し変わっていて、何故かくつろげるコンビニになってる。水曜日だったので、定休日だったんだけれど、じゅんくんたちが来るなら開けるよと、ゆっきーが開けてくれた。朝早くにに起きて、湖でぼーっとしたり、ほかのバンガローでごろごろしてみたり。ジャージャはいつも朝はゆっくりなので、先に起きたマドカと、ワイショップまでたらたら歩いた。ジョギングをしている人が通り過ぎる。毎朝、湖の周りを走ったら、200歳くらいまで生きるか、気持ちよくって死んでしまうかのどっちかだと思う。極論。10時に着いたけれど、まだ開いていなかったので、ダイドーの缶コーヒーを買った。デザインが新しくなっていて、傷つく。次に熊ちゃんスパン子さんが来たので、鴨でも見に行った。歩いて線路を渡ったところに田んぼがあって、そこで合鴨農法なるものをやっている、ゆっきーのとこの田んぼ。去年は、その〆た鴨をダッチオーブンで料理してくれて、みんなで食べたのだ。初めて出会った次の日。鴨食べる?とか、で。それで仲良くなったのだ。今年はずっと大きいらしい。

ちょっとしたら、ジャージャのみんなも来て、ゆっきーも来て、みんなでワイショップでお茶、とか、蕎麦。共演したバッキーたちも合流、定休日だったのに、いつもよりお客さんが多いー、といってパタパタしてたゆっきーが可愛かった。お昼を過ぎてから出発、そのときに閉店。もう閉めちゃえば?などと。コンビニ。 長野市に珈琲じゅっぷんのふたりをお迎えに行く。時間が少し空いたので、みんなでまぜこぜに。自分の好きなお店に人を連れていくこと、というのは緊張する、くみちゃんに小池さんワークの資料を見せて、興味もってくれてよかった、勉強になるー、とかで。僕は小池さんから学びたいことがたくさんあって、それは教えてもらうとかではなくて、勝手に学ぶことなんだけれど、ちょっと迷ったときなんかに近くをチョロチョロしてると、あ、そうか、などと納得したりして、帰る、みたいな、なんだ、これじゃ星座みたいだけど、そんなふうに勝手に思ってる。
電話して来てもらって、久しぶりに木綿子さんと草太に会えてよかった。

愛しい距離というのを考える。みんないつもいっしょにいれば幸せなわけではなく、感じている、ということがすべてのように思う。それは地図の話と同じだけど、僕だけの世界地図がある。

長野市にじゅっぷんズを迎えに行って、またまぜこぜに戻ると、チカちゃんがいた。久しぶりー、縁がある、と思う。チカちゃんと話をしていた小布施に住んでるふたりぐみの女の子は、次の日ライブに来てくれた。僕が精一杯僕のやり方で自分を表現して、そのおかげで出会えた人たち、というのは、かけがえがない。愛してるとおもうし、愛されてるともおもう、そのふたつが釣り合ってるのかどうかは知らないけれど、振り子みたいに、シーソーみたいに揺れて、それがエンジンみたいにエネルギーになってる。永久機関だ、とおもう。僕だけじゃなくて、世界じゅう集めての永久機関だ。

バイバイしたら、みんなで上田のヤスくんちへ。じゅっぷんのふたりには直井さんと呼ばれていて、いつもティモールの豆の珈琲を飲むお客さんだったらしい。僕はもともとズクナシで出会って、上田でライブしてるうちにいつからか仲良し。ヤスくんは、どういう人なのか実はくわしく知らないけれど、昔、東ティモールに行ったりしていて、カンタ!ティモールという映画はヤスくんの妹さんが監督なのだった。最初に会った時にティモールの写真の絵葉書をもらって、へー、こういう写真を撮ってる人ね、くらいにしか思ってなかった。僕が若くてあまりに無知だったんだけれど。つまりその頃は、会ってはいたけど出会えてはなかった。情けないことに、僕は僕の小さな世界でいっぱいだったから。今でも僕の世界でいっぱいだけど、なにかかわっただろうか。ジャージャとヤスくんは初対面で、このツアーで上田に寄るのは少し遠回りだったんだけど、何も言わずに連れてきた。自分が行きたかったのが8割くらいだけど。ヤスくんちは別所温泉の小さな山の上にある。といっても温泉街のすぐそば、大湯の横の道を上がっていったところ。そこに奥さんのメグミさんと三人の子供達と一緒に住んでる、猫と犬と鶏もいる、とても小さなトマトと、オジギソウも。

めぐみさんの超豪華手料理、豪華な手料理ではなくて、手料理が超豪華に出されて、思い出しながら泣きそう。その時は、みんなで笑って話して飲んで食べた。子供達と葵ノは大はしゃぎ。そのあとは石の湯に行って、神社を歩いたりして、帰ってきて雑魚寝、だったかな。トイレで読みたい本を見つけてしまい、みんな寝たあと、ひとりトイレの灯りでうとうと本を読んだ。危うく朝までトイレで寝るところだった、内容は覚えてない。
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20120918   October 4, 2012


20120918
海ノ口キャンプ場

朝起きたら、ビールをこぼしていた。わかちゃん、ごめん。ゆうにゃんはギリギリまで寝てる。みんなで、アボカドなんかをサンドイッチにして食べてから、大町市へ向かう。不思議に思うのは、熊ちゃんスパン子さんが大町市に引越して来て、縁川商店のゆっきーに出会って、ようやく初めて大町市というところが僕の地図に現れたことだ。人それぞれそういう地図があるんだな、と思う。僕からしたら、たとえば、ニューオリンズやリヴァプールなんかも、そういう不思議な地図の上にあって、出会いというものは奇妙で、それでいて、素敵な空気を醸してる。出会うことが目的といってもいいかもしれない、そのためには心の話を聞いてやって、それを遠ざけてはならない、そんな気持ち。ハイコーフェスの打ち上げで、島崎さんが、お付き合いしたくない人とはお付き合いいないことにした、と言っていて、どうかな、僕は、諦めたくないので、出会ってしまったら、何か理由があるんだと思ってる、この道の途中で、この道というのは、僕の心の延長線上にあるもので、いつもその先を見据えて歩いているのだけれど、だから出会いたい人としか出会わない、だってこんなに沢山の人がいて、すれ違う人の方が何倍も多いのに、僕がやりたいことの上を行くなら、そことしかつながらない、そんな話をして、せやねん!そういうことやねん!という話になったんだけど、あ、なんかまとまってなさそう、伝わるかな、熊ちゃんたちに出会えてから、長野市にずっといたのに、一度も大町には行ったことがなかったのに、何度も足を運ぶことになって、何か心がビンビン伝わってくるような感じ。つまりは嬉しいってこと。長くなるけど、家がなくなってから、毎日どこへいくのもその線の先にあるような気がする。今夜どうするのか、きょうはどこにいくのか、それを僕は心で選んでる。僕は何をしたいのか。

お昼頃に木崎湖に到着して、よいお天気で、木がいっぱいあって、あ、こうやって書いてみると、木に崎に湖って、なるほどなあって思う。ちょうど熊ちゃんたちも到着、準備をして、乾杯をして、ライブスタート。お客さんまばらながら、演奏してると、あまりにも木に囲まれてるので、人ばっかりにわかる言葉で歌ってるのがおかしな気持ちになってきて、世界全部に歌おうと思った。木も湖も空もちゃんと聴いてくれているような気がして、そう思ったから、そう思いながら歌った。気持ちがよかった、ほんとうに。

そのあと、投げ銭で蕎麦があったり、ビールや日本酒や天ぷらもでたり、ほんとうに、気持ちがよかった。夜はみんなでラーメンを食べに行って、それから、海ノ口キャンプ場のバンガローで、キャンプみたいに雑魚寝。

あたりは真っ暗、大粒の雨音が僕の扉を楽器みたいに叩いてた。
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20120918_live   October 11, 2012


海ノ口キャンプ場でのようす

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20120921   October 14, 2012


20120921

朝早く、仕事に行く前の田沢くんが起こしに来てくれる。みんなで渋温泉のあ足湯に浸かりに。そのあと、田沢くんおすすめの散歩コースを歩いた。田沢くんは植木屋で、大きな木の剪定をしてるときに、お猿たちに揺らされて「おいー、こら、や、めてー、」てなったらしい。「これこれ、この木」などなど。そこからちょっと行ったところのお寺の尼さんが、お茶を出してくれると言ったので頂いていくことに。田沢くんは、渋温泉街の植木の仕事をいろんなところで頼まれてるらしく、顔が広い。境内の中でお茶。お参りに来たお客が、扉の向こうで手を合わせていて、変な気持ちになった。神様はきっとやっぱり、心の中にいるんだろう。葵ノが大きな鐘を、叩きまくったので、ぐわんぐわんいってた。まさか、子供がこれをやってるとは、想像できないだろうな。ああ、楽し。尼さんは大きな声で、「ゴンー!ゴンちゃーん!」とか叫んだりしていた。お猿と仲良しらしい、そのうちに何匹か出て来て、こちらの様子を窺っていた。
田沢くんと別れてから、ロマン美術館へ。強制連行。「チカちゃんが出してるなら観にいかなきゃだね」とか皮肉る。くみちゃん。それから六日町へ、ねこちゃんに企画してもらったアトモスカフェ。
ライブ中、ステージの上からぶら下がっていた照明に手が当たってしまい、パキッ!とかいう。わあ、とかいって、焦ったり笑ったりした。ゆうにゃんが来て、天井の上のほうまで上げてくれようとしたんだけど、そしたらよく喫茶店で天井にぐるぐる回ってる換気扇にぶつかっちゃって、パリパリパリーンってなってしまった。みんな唖然とした。ゆうにゃんとふたりでどうしていいかわかんなくて笑ってたら、客席から「あやまってー」とクミちゃん。すみませんでした。あとで聞いた話だけど、葵ノはこのときペコペコしてたらしい。ひととおり片付けたら、申し訳ない気持ちになってしまって、静かに、サテライトの夢をやった。

残念だったけど
ちょっとすれ違っただけ

という歌詞が自分にすごく沁みた。

さびしくなったけど
バターになっただけ

その後の関西ツアーで、何度か照明なんかにぶつかったときにこの話をしたらみんな爆笑だった。「ガラスショーみたいになっちゃって、、、結局4曲しかやんなかった」などと。

相談なんだけど
もっとわかり合わないか
間違うかもだけど
何か手を打たないか

この曲は、矢沢くんと気まずくなった時に作った歌だ。カクテル喫茶QUIKの売り上げを僕はいつも気にしながらも、何もできなくて、演劇の打ち上げで、みんなに来てもらおうと思って、いい店だからって紹介して行くことになったけど、遅くなっちゃって、矢沢くんが「もう閉める」って閉めちゃった時、とても悲しかったことを覚えてる。思い出せる。バンドはずっとやってるけど、ほんとにバンドだけやってこうってやつなんか、いなくって、いつもひとりぼっちだった。そのなかで、自分で店をひとりで切り盛りしてた矢沢くんが、僕にとっては一番の仲間だと思ってた。今になれば、外に出てみれば、そういう人達はたくさんいて、あの頃とは感じ方も違うけれど、あの時はほんとにそうだった。夜中を過ぎるまでずっと働いてて、シャッターが閉まる音が聞こえれば、窓の外からおやすみー、と言った。


うまくいかないことだって、楽しんでやろうと思ってる。今なら、死ぬことだって、楽しいことだって言えるし、なくしてしまうことも、悲しいことだって、全部いっしょにみえる。やめようと思えばいつでもやめれること、でも僕がやめないのは楽しいからだ、それ以外のものは置いてきてしまったようだよ。愛してる、と漠然と言う。僕にはもうそれしかわからない。
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20120920   October 14, 2012


世界がしあわせなぶんだけ
ぼくもしあわせだ。



20120920

ヤスくん宅から、茶房パニ、ルヴァンと寄って、中野市のランタンリルンへ。

朝は軽く早起きして、ヤスくんちの庭?薬師堂でまったり。仕事にいくヤスくん、実家にいくコタ夫妻を見送ってから朝ご飯をいただいてパニヘ。すごく久しぶりに訪れてみるといろいろと再確認できる。
初めて訪れたときは、まだ二十歳くらいで、おしゃれだな、くらいにしか思ってなかった。佐々木さん夫妻はとても優しくしてくれたけれど、それよりも自分の自意識がもっと強くて、ちゃんと出会えてなかった。絵付けをさせてもらったり、飲み物を頼んだり、散歩をしたり。ゆっくり流れていく時間を眺めたり、吸って吐いたりした。見えない煙はやがて空になっていく。いい天気、とつぶやく。
ルヴァンに寄ってパンを買う。天井の梁を指差したキヨくんが、「ここ、じゅんくんのステージ」と言った。差し上げますコーナーで見つけた赤いキャミソールを葵ノに着せてみたら、気に入ってツアー中はよく身に付けていた。スカートみたいにして、まるで、楽しいみたいに。
ランタンリルンに向かう道中は霧がかかっていた。運転しながら、口ずさみながら、何を運んでいるんだろう、ぼやけている視界の中、ナビゲーションシステムは自信ありげに喋っていた。ランタンリルンはネパール料理のお店で、それがまた美味しいんだな。ビミビミシェイク、ビミ! 久しぶりにジーマに会えた、蒔ちゃんにも初対面。「変わったねー」とジーマが言う。モテそう、などと。昔はもっと可愛かった、とか。自分でもそう思う、そういえば、マーヤくんもそんなこと言ってた。ライブは楽しかったな。
アメリカに行くチカちゃんとお別れ。見送って、打ち上げしてもらって、田沢くんの馴染みのお店、家庭料理ナオミのお座敷で寝させてもらう。夜すこし独りで散歩をして、おやすみ。
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20120922   October 16, 2012



友達だったり知らない人が、急に神様みたいに話しはじめることがある。そういうときは、いつもはっとする。ぼくはいつも言葉を探してるみたいだ。


2012.09.22

ついに秋田へ向かうことに。朝早く、といっても10時頃、ねこちゃんのおばあちゃんちを出る。明け方までのんでいたので、こくこくと寝ていた。Jaajaはいつも大きいハイエースで移動していて、僕はいつも荷台に乗っている。窓から入ってくる陽射しが綺麗。ねこちゃんにもらったおにぎりを食べながら、海岸線をゆく。途中で、海に立ち寄って、たのしい、ららら。飛び込んでみるも、意外と冷たくなく、妙な温さが心地悪かった。そんなことは、ばれないように、いかにも気持ち良さそうに泳ぐ。「あー、きもちいー。」なんか、ぬるいし、生臭い。葵ノをぽちゃっとやったら泣いてしまった。子供の大泣きが好きだ。いいなあ、と思う。ロックンロールが必要ないんだろう。そのあと、浅瀬で遊び続けそうな葵ノを、ぶどうで誘惑して、また北を目指した。「きっと夕焼けが見れるねー」と言う。楽しみにしながら、またうとうと。はっと気付くと夕暮れ時で、ゆうにゃんがクルマを飛ばしてた。防砂林の向こう側に海岸があるのに、なかなか行けないらしくって、夕焼け見たさに、焦っていた。クミちゃんは、林の向こうの夕焼けをぽーっと見ていて、それはそれで綺麗だった。夕焼けのかたち、雲が濃い色で影になっていて、「あそこに街がある気がしちゃう」ってゆうにゃんが言う。「ありそうだね。」とか、「あるわけないじゃんー」とか。僕は実は地動説とか天動説とか、地球が回ってるとか、そういうことを一切信じてない。といっても、信じない、というわけでなくて、どっちでもいい、ということだけど。想像力のために、そこに幅があって、誰かがそう言ってた、くらいにしか考えてない。馬鹿馬鹿しい、とおもう。僕のじゃまをしないでね。

夜7時ごろ、秋田の静かな定食屋さんに寄って、餃子定食やら、カツカレーやら。「カツ丼あるよー」て、かよちゃんに言う。結局10時ごろだったか、秋田ハイコーフェスの会場に到着。そういえば、途中の道の駅に、巨大なカボチャがいくつも縦列駐車していて、シンデレラかな?とか思った。シンデレラ多すぎ、0じはまだ回っていない。
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20120922n   October 31, 2012


2012.09.22


ハイコーフェスの会場についた僕らは満天の星を見上げてた。メガネが壊れてしまっていた僕は、みんなが口々に漏らす驚嘆の言葉を、それを聞いて、感動するのだ。たしかにそこにあるのはわかる、都会にいたって、気付いてられるかな、とかなんとか。流れ星見たかい?そうかい、よかったね。それを聞いただけの僕にも見えるのよ。星が流れていくのが見えるよ。わかるかい?

そうやっているあいだ、主催者のみんなは、じっと身体を硬くして待っていて、手を前で組んで、少しお辞儀したような格好で。「ようこそいらっしゃいました、すみません。」「わるふざけして、すみません。」「ごめんなさい。」とか、いちいち言うので、僕は大物ミュージシャンを気取ったのであった。どちらでも合わそう。誰がどんな風に僕を扱っても、僕は自分が何者なのか知らないので、何にでもなれるし、その日が素晴らしいかどうかで、僕はうんこでも王様でもいいのだ。というわけで握手をして、ようこそようこそ、みんながよくしてくれて、ビールももらって、体育館で。気付くとひとりで体育館で寝ていた。

「これにサインしてください、200円で売るんで」とダイドーの缶コーヒーを渡してくれた。前のデザインのやつで、嬉しかったのであった。「狙って買ってきました」などと言う。どこかの部屋から音が聞こえてくるので、行ってみるとセッション大会になった。

先に着いていた平井くんもいっしょに、清志郎の歌を歌ったりした。あしたが楽しみだった。
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