2013.05.11
死んだ弟の命日だった。なんとなく物思いにふけってみながら、靴職人のサブちゃんとこで、余った革でカバンを作らせてもらった。教えてもらいながら、全部自分で作ったよ。
近しい人を何度か亡くして、何度も何度も死について考えてたことがあった。死にものぐるいで生きてみたり、それは振りほどくように、近づくように、ぼくは死ぬということをわかりたいと思ったし、何か答えをみつけたかったんだと思う。弟が死んだころ、ぼくは悲しまなかった、なぜだったかはうまく思い出せない。残念な気持ちはあったけれど。潜ってみてもいいけど、その気がない。
ロマンチックソングという歌を書いたとき、ようやく僕は僕の死を乗り越えてしまった。ちょうど27歳になる前くらいにだ。サトルと車でツアーしながら夢を見て、それは僕のいない世界で、みんな楽しそうにやってる場面。僕は僕のいない世界も祝福したいと思った。死んでからも、生きてるあいだも。
心にはぽっかり穴があいていて、というよりも、ぽっかりあいた穴、それが心だから、そのトンネルを抜けるとみんな同じところに出る、そのトンネルは全部つながってるから、心は中にあるのか外にあるのか、どっちにもあるように、共感したり、ただ悲しかったりもするけど、でも、みんな幸せな方がいいの。
日曜日の気分ってある、なぜか日曜日に心が安らいでるのは、みんなの気分が入ってくるから。
僕なんかもういいんだ、僕だけが僕じゃないからね。みんなが楽しくないと楽しくないんだよ。それは本当にそうなんだ。